薄毛治療の今

薄毛のメカニズムが解明されるにつれ、医療現場でも薄毛治療をするという意識が高まってきました。

実際今までも40代、50代の人を中心とした壮年期の人たちが薄毛(AGA)に数多く悩んできたわけですが、今では20、30代といった若い世代や、女性までもが薄毛治療にかかるようになっています。

実際、ある薄毛・AGA治療クリニックの調査では、20〜30代の人の割合は全体の7割以上を占めるとのこと。また女性の割合も2割弱まで伸びているそうです。

男性である程度年が行ってしまえば、勝訴湯薄くなったもしょうがないと思えるのかもしれませんが、まだ若い20代で薄毛になってしまうとそれからの長い人生を考えて、結婚に対する不安などを考えると容姿に強くインパクトの与える薄毛治療に積極的になるのかもしれません。女性も言わずもがなです。

 

実例1

40代自営業の男性Aさんは15年ほど前から洗髪時の抜け毛が目立ち、年々髪のボリューム感が減って行くのに気を病んでいました。もちろん、市販の育毛剤を使っていましたが効果が出ているのかどうかわかりませんでした。

そこで、Aさんは、病院でのAGA治療を開始しました。飲み薬と塗り薬による治療を開始して3〜4ヶ月で頭頂部に発毛がありました。1年後には今まですけて見えていた地肌が見えなくなり、精神的にすごく楽になったそうです。

1年8月でAGA治療を終了しましたが、精神的なストレスから解放されたからか、外交的な性格に変わり、今では結婚を前提に付き合っている女性もいるそうです。

 

実例2

50代主婦のBさんは薄毛治療の専門病院に行ったときにはすでに地肌が見えている状態でした。おそらく更年期以降の女性ホルモン量の変動の影響を受けた薄毛と考えられます。

当時Bさんはその薄毛から外に出るのも憂鬱で、一歩も外出しない生活を送っていました。カツラも持っていましたが、ふさぎ込んだ生活をしていたため、使っていませんでした。

薄毛治療を開始後、半年ほどで、本人も発毛効果を実感し始め、その後も順調に回復しました。その甲斐あって、外出もできるようになり、友人と食事をするなど人との交流にも積極的になりました。ごはんの味まで美味しくなったと言います。

 

こうした医療技術の発達や薄毛治療・AGA治療の認知拡大により、今や1千万人を超える人たちが薄毛治療の対象になり、その便益を享受できると考えられています。

 

薄毛の治療

薄毛には、大きく分けて2つ、①一時的な脱毛と、②進行する脱毛、の2種類があります。

①の一時的な脱毛とはストレスや薬と言った外的要因、円形脱毛症やひこう性脱毛、脂漏性脱毛もこれに含まれますが、基本的に原因となっている障害を取り除くことで改善が期待できます。実際、あるAGA病院では、「ストレスや生活状況を改善する事で、抜け毛の症状を抑えられるし、改善できる」としています。

一方、②進行する脱毛とは、一旦発症すると止まることなく進行してどんどん悪くなる脱毛のことで、加齢による脱毛や、AGAが含まれます。加齢による脱毛は、老化現象ですが、一般に人間の皮膚は25歳ゴロをピークとして段々と衰えて行くと考えられています。

こうした脱毛症による抜け毛や薄毛に対する対策としては、老化現象による薄毛の進行はある程度仕方がないが、一時的な脱毛やAGAには様々なプローチで進行を抑えたり、改善させる、というのが基本的な方針になります。

例えば、一時的な脱毛を引き起こす偏った食事からくる栄養状態の改善にはサプリメント、仕事や家事からくるストレスに対処するには心療内科的なアプローチ、積極的に発毛を狙うのにはミノキシジルという薬、AGAの進行を遅らせたり、ストップさせるにはフィナステリド・デュタステリドと言ったAGA治療薬で対処することになります。

この中で見慣れないかもしれませんので補足しておきます。心のケアです。

心のケアは薄毛自体がストレスになっていたりする場合もあるので実は対応が厄介だが、適切に対応できると、一気にAGA治療に対して前向きになったりする人も多いため、ないがしろにしてはいけない要素です。

 

 

参考文献

講談社「薄毛・抜け毛を直す」 小林一広、脇坂長興、武田克之著